2014年11月24日月曜日

Canon MG6330をLinuxで使用する(2/2)

前回は、同一セグメントからの利用だったので、
今回は異なるセグメントからの利用に挑戦する。

ルーターとしてdd-wrt化したあいつがいるので、
なんとか工夫したら使えないかぁ・・・。


  1. 調査
一体、このプリンターはどんなプロトコルで通信しているのか。
そして、install.shで勝手にプリンターを探してくれるけど
何をやっているのか?

まぁググったら一撃なんだけれども、それじゃあつまらないので、

先ほどインストールに成功したノートPCで再度install.shを動かしてみて、パケットキャプチャしてみた。

ARP投げまくってる。
プリンターの電源入れ忘れてた。。
電源を入れて再度キャプチャー

おぉとれた!
Canon BJNPというポート8611のやつですな!
このキーワードをもとにググって(やっぱり)みると
tcpudp8611を使用するみたい。
また、スキャナーの場合には、8612を使うとか使わないとか。


  1. ルーターの設定
    仕組みがわかれば、それに対応してルーターの設定を変更する。
# 192.168.4.1:8611に届いたパケットを192.168.2.6:8611に転送
iptables -t nat -A PREROUTING -m tcp -p tcp --dst 192.168.4.1 --dport 8611 -j DNAT --to-destination 192.168.2.6:8611
iptables -t nat -A PREROUTING -m udp -p udp --dst 192.168.4.1 --dport 8611 -j DNAT --to-destination 192.168.2.6:8611

# 192.168.2.6:8611宛のパケットの送信元は192.168.2.5にする
iptables -t nat -A POSTROUTING -m tcp -p tcp --dst 192.168.2.6 --dport 8611 -j SNAT --to-source 192.168.2.5
iptables -t nat -A POSTROUTING -m udp -p udp --dst 192.168.2.6 --dport 8611 -j SNAT --to-source 192.168.2.5

# 戻りのパケットは許可
iptables -A FORWARD -m state --state ESTABLISHED,RELATED -j ACCEPT

上記設定にて動きました!!
あとは、設定の永続化をしないといけないのだけど、それはまた今度。。
今はプリンターが使えた喜びに浸りたい・・・。

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